USCPA振り返り
USCPAの合格発表が終わり早4ヶ月が経ちました。実はその後に本社の連結経理を担当することになり、引継ぎ受けながら四半期決算をこなして大忙しの日々でした。今、2Q決算が終わりようやく時間ができたので、少しUSCPAを振り返りたいと思います。
まずはきっかけです。
私は大学を卒業して、運よく新卒で大企業の経理部に配属されました。大学のときに日商簿記1級を取得し、自信をもって入社したのですが、そこには公認会計士、税理士の資格を持つ先輩多数。監査法人から転職で来ているプロも多数。さらにその人たちの多くがビジネス英語を身に着けているというスペックの違いに打ちひしがれた記憶があります。
そう、そこはスペック猛者が大勢いたのです。
私は簿記1級程度の知識と、TOEIC500点程度の英語力しかない小鹿のような存在でした。
入社したての頃は先輩たちの会計知識に裏打ちされた実務遂行力に、とてもかなわないと思ったものです。
それでも後輩も入ってきたり、独自に英語を勉強したり、担当になった領域の会計知識を強化したりとなんとかやってきました。
ただ、あるときふと思ったのです。
「俺、会計しかわからん。」
そして希望して経理部を飛び出し、事業側に行きました。そこは誰も守ってくれない、交渉相手と直に話、Bugetにも責任を持ち、マネジメントに直に報告する厳しいポジションでした。ただ、これまで誰かが作った仕事を会計処理に落とすという作業しかやったことがなかったので、とても新鮮で楽しかったのです。
一方で、専門性の薄さが自分の心のどこかで突っかかっており、どうせなら会計士か税理士を取るかと思い、大原簿記専門学校の説明会に行きました。
そこで聞いたのは、
「会計士は普通は会社を辞めて、受験に専念して、うまくいけば2年で取れる。取ったら監査法人をはじめ、引く手あまたである。」
「税理士は科目合格制度があるので、自分のペースで働きながら続けられる。」
というところ。固定資産税などは心得もあったので、税理を根気よく続けて取るかなとなったのですが、冷静に考えて、土日スクールで外出を最低でも3年、長いとそれ以上なんて生活は、当時子供がまだ小さかった私には選べない選択でした。
そこからしばらくたち、会社の先輩に「USCPA取ってみれば?」と勧めてくれた方がいたのです。
それでいろいろ調べるうちに、これなら自分でもできるかもしれないと思い、専門学校の資料請求をしたというのがきっかけです。
つづく