二児のパパのUSCPA学習記録。あとその他日常日記。

こんにちは。これは二児のパパ、普通のサラリーマンがUSCPA学習の備忘録につけるブログです。

ライセンス手続き

ライセンス取得を決めてから約一ヶ月。どこまで進んだかというと、

 

1ワシントン州による学歴審査完了

2不足単位の取得完了

3成績証明書発送手続き完了

 

といったところです。

 

1についてですが、これはWeb上での手続きになります。NASBAオンラインにログインして進めるのですが、私のように合格してから時間が立っている場合はパスワードを思い出すのに一苦労すると思います。私はEvernoteに書き留めてたのですが、それもまさかの古いパスワード。。結局パスワード再発行して進めました。地味な手続きですが着実に進めます。私の場合はニューヨーク州に出願して試験受けていたので、NIESを使っていたこともあり、今回は学歴審査料も少し安くなってたと思います。

 

2についてです。1が終わって不足単位の特定をするわけですが、学歴審査に結構時間がかかるという噂を聞いてたので、気長に待つかという感じでした。しかし、かなりスムーズにいって2週間程度で完了のお知らせ。予備校にも見てもらい、不足単位をカウントしてから、グアム大学で、単位取得申請。

 

ここから単位認定試験を受けるのですが、前ならすらすら解けてたと思うレベルの問題が、すごい難しく感じてしまいました。笑

全て単位取得試験をパスし、ようやく終了。

 

3は予備校経由でグアム大学に成績証明書発行依頼。

 

あとはNY州の合格をWA州にトランスファーするのと、未知の領域であるAICPAエシックスですかね。そこまで行けば予備校の講師のインタビューを受けるとのこと。

 

折り返しくらいには来てる感じでまあ順調といったところでしょうか。

 

 

ライセンス取得を決意

USCPA全科目合格から約3年、ようやくライセンス取得に進みます。なんで取ろうと思ったかというと、前々から気にはなってたんですよね。

監査法人で働いてるわけじゃないし、名刺に書かなくても問題ないのですが、せっかく試験合格したのにってのもあるし、米国公認会計士と名乗れないのも、やっぱりなんだかんだいってもったいないなと。

あと、予備校のサポートが終わるタイミングでもあったので、思い切って申し込んでみました!

またいろいろ手続きがあるんですが、地道に進めたいと思います。

USCPA受験時のスペック

USCPAを受験するか迷う際に、自分でも受かるのだろうかと悩む人は多いと思います。

一経験者として書きますが、私の場合、大学時代に簿記1級と全経上級は取っており、新卒で上場企業の経理部配属だったので、会計に関する予備知識はそれなりにあったのではと思います。これが試験でどうだったかというところですが、

【FAR】

これは正直かなり役に立ちました。一般的な仕訳はだいたい分かりますし、年金会計や連結、持分法、社債発行なども基本は日本基準で習ったことをおさらいするくらい。最近の簿記2級は難しいらしいので、2級でもある程度は対応できるかもですが、逆に簿記を知らないでいきなりUSCPAはかなり厳しいと思います。

あと、計算の難しさはUSCPAはそれほどなので、考え方が分かれば、簿記のように計算ミスで時間切れとかはあんまり無い気がします。

BEC

BEC原価計算パートも、簿記1級で習ったことがそのまま使える感じでした。これはかなり効いた気がします。材料費や人件費、製造間接費を配分していくとな、T勘定で解いていくやり方が身に付いているとかなり速く解けると思います。

 

【AUD】

ここはそんなに相関なかった感じですかね。ほぼ初めて習うことでした。どっちかというと、実際に請求書処理してたり、検収がどんな手続きか分かってる方が、監査を受ける立場として理解しやすいと思います。

 

【REG】

税法は簿記ではやらないので、ここも実務で法人税実務を少しでも噛ってると、一時差異とか繰越欠損金とか頭に入ってきていいかなと思います。

 

とまあ、会計知識に関してはこんなもんですかね。

英語力の方ですが、私の受験時の英語力はTOEIC750点でした。

まあ、並ですかね。

これについては、

【FAR】

ここはそこまで英語力なくても大丈夫かなという感じですかね。きほんは計算問題ですし、さすがに問題解きまくると慣れてきます。

 

BEC

ここはMCはそうでもないのですが、やはり問題はWCですね。。

ここは英作文なので、それなりにできないときついです。ここは僕も苦戦しました。。でも、ライディングの基礎だけでも何かで習えたぶん大丈夫です。実際にそこまで分量書くわけでもないですし。

 

【AUD】

ここは結構苦戦したところですね。問題の意図を読み取るのが結構難しいです。AUDは手続きのどこ位置にいるかで、正解が変わってくるところです。たとえば、監査前の手続きとサンプリングの段階では当然やるべきことは違いますし、監査じゃなく、reviewだったらやることも変わります。出すOpinionも当然違います。これを問題文かは読み取り、正解を出すというのはそれなりに難しいです。

 

【REG】

これはなんとも言えないですが、個人的にはFARに近いかなという気はしています。それなりに計算問題で稼げます。ただ、退屈するので、英語読むの疲れてちゃう可能性は大いにありますので、要注意。。

 

以上、個人的感覚ですが、感想を書いてみました。

英語力はやってるうちになんとなく上がった気もしますし、まずは試してみるというのもアリと思いますが、参考まで。

 

隙間時間の使い方

通勤時間と夜に勉強してた私ですが、移動中に勉強するために、予備校から授業動画のUSBを購入したのと、過去問データベースを電車で解くために小さな電卓を常時カバンに入れてました。

通勤の限られた時間で過去問回すのですが、30分くらいしか電車乗らないので、せいぜい10問程度。それでも往復やるとかなりこなせますし、繰り返し解くと、試験直前では同じ30分でも相当解けるようになりました。

また、前の職場は時間緩かったので、朝は10時出社にして、職場の最寄り駅のスタバで毎日勉強してました。ここでも長いときは30分くらいはできたので、これも結構な蓄積だったと思います。お金もそこそこ掛かりましたが、やはり座ってノートに書きながら勉強すると捗ります。

働きながら、しかも私は家族がいて、子供も小さいうちだったので、時間が限られてる状況下でも勉強だったので、それなりに工夫はしてたと思います。

 

習慣の定着まで

最初の科目のFARですが、慣れるまですごく時間がかかりました。

まず、英語のテキストと過去問。アメリカの国家資格なので、全部英語は当たり前。

私の当時の英語力はTOEIC750点。

過去問は最終的には2分で解けるようにする必要があるなど、ガイダンスで聞いてましたが、これがきつかった。。頭にぜんぜん入ってこないわけですね、英語が。

あと、先生の講義は日本語なんですが、テキストが英語なので、しっかり理解できたかよくわからんとか結構ありました。

 

この解決方法、近道は無く、数こなして慣れるしかないですよね。

 

さらに平日働いてそれから勉強する習慣を定着できるかどうか。

 

これも最初はペースを掴めませんでした。慣れた頃は、通勤電車の往復で1時間、帰宅してから寝るまでに2時間。計3時間は勉強するようにしてました。飲み会とか残業でペース崩れることもありましたが、このペースで結構続けてました。

 

休日は子供や家族と過ごす時間を最優先しましたので、家族が寝静まった夜中だけ勉強するなど、他の人が見るとかなり勉強時間限られてるところですが、それでも毎日こつこつやってたら、ちゃんと4科目合格できましたので、働きながらとか、子育てしながらとかでも、ちゃんと取れる資格です。

 

私はそんなに英語力も高くないですし。あえて言えば、簿記1級持ってるので、FARとBEC原価計算は、英語になれてしまえば割りとすんなり理解できたくらいですかね。

 

これで2年ちょい勉強が続いたと言う感じですね。

 

振り替えると、AUDを75点ですが一発合格出来たのが全体的にかなり効いてます。ここで躓く人も多いようですし、英語力ないとなおさら沼にはまるようですが、私はラッキーにも一発合格。ここで2~3回で合格してたら、後ろのスケジュールきついですし、下手したらFARがExpireしたかもです。そうなると継続のモチベーション保つのが大変だったと思います。

私の場合はBECで沼にはまり3回目でようやく合格。そのときはREGを残して、FARのExpireまであと4ヶ月。時期尚早かと思いつつも、2ヶ月の勉強でREGを受けたらこれがまた奇跡的に一発合格。ほんとうに信じられなかったというか、やっと終わったー!という解放感というか、なんとも言えない達成感でした。本当にやめなくてよかったです。これをみてくれたかたも、ぜひ最後まで続けてほしいと思っています!

予備校選び

予備校ですが、USCPAで調べると、まず出てくるのがアビタス。次にプロアクティブでした。とりあえず両方資料請求して、内容を見比べたした。

まずはプロアクティブの説明会に申し込んで、あの佐々木先生の説明を受けたのです。

その数十分の間に何度も笑いそうになったくらい話が面白いので、即決しちゃいました!

通学は厳しいと思ってたので、eラーニングでと考えると、やはり講義はコンパクトに、ユニークであったほうが続きます。

説明会ではUSCPAの試験の説明を受け、出願州はぜったいNYがいいとアドバイスされました。ちなみにアラスカは出願要求が低いため、追加単位無しで行けるんですが、「アラスカなんかに出願したら、WHYサーモン??って言われるよ!一生サーモンでいいの?」と煽られ、見事私もNYに出願したのでした笑

これまでがたぶん、2016年の年末だったと思います。

USCPA振り返り

 

 

USCPAの合格発表が終わり早4ヶ月が経ちました。実はその後に本社の連結経理を担当することになり、引継ぎ受けながら四半期決算をこなして大忙しの日々でした。今、2Q決算が終わりようやく時間ができたので、少しUSCPAを振り返りたいと思います。

 

まずはきっかけです。

私は大学を卒業して、運よく新卒で大企業の経理部に配属されました。大学のときに日商簿記1級を取得し、自信をもって入社したのですが、そこには公認会計士、税理士の資格を持つ先輩多数。監査法人から転職で来ているプロも多数。さらにその人たちの多くがビジネス英語を身に着けているというスペックの違いに打ちひしがれた記憶があります。

そう、そこはスペック猛者が大勢いたのです。

私は簿記1級程度の知識と、TOEIC500点程度の英語力しかない小鹿のような存在でした。

入社したての頃は先輩たちの会計知識に裏打ちされた実務遂行力に、とてもかなわないと思ったものです。

それでも後輩も入ってきたり、独自に英語を勉強したり、担当になった領域の会計知識を強化したりとなんとかやってきました。

ただ、あるときふと思ったのです。

「俺、会計しかわからん。」

そして希望して経理部を飛び出し、事業側に行きました。そこは誰も守ってくれない、交渉相手と直に話、Bugetにも責任を持ち、マネジメントに直に報告する厳しいポジションでした。ただ、これまで誰かが作った仕事を会計処理に落とすという作業しかやったことがなかったので、とても新鮮で楽しかったのです。

一方で、専門性の薄さが自分の心のどこかで突っかかっており、どうせなら会計士か税理士を取るかと思い、大原簿記専門学校の説明会に行きました。

そこで聞いたのは、

「会計士は普通は会社を辞めて、受験に専念して、うまくいけば2年で取れる。取ったら監査法人をはじめ、引く手あまたである。」

「税理士は科目合格制度があるので、自分のペースで働きながら続けられる。」

というところ。固定資産税などは心得もあったので、税理を根気よく続けて取るかなとなったのですが、冷静に考えて、土日スクールで外出を最低でも3年、長いとそれ以上なんて生活は、当時子供がまだ小さかった私には選べない選択でした。

そこからしばらくたち、会社の先輩に「USCPA取ってみれば?」と勧めてくれた方がいたのです。

それでいろいろ調べるうちに、これなら自分でもできるかもしれないと思い、専門学校の資料請求をしたというのがきっかけです。

つづく